《なぜ天然ヘナを取り扱うサロンが少ないの?》
今から十数年前、ジアミン配合のケミカルヘナが国民生活センターにより確認され、ヘナと称して販売されているほとんどの商品にジアミン類を含む酸化染毛料、およびその発色を促す酸化剤が配合されている。との報告書が日本ヘアカラー工業会、厚生労働省を通じて美容組合に送られました。これを受けて当時の美容組合理事長が全国の美容室に向けて「ヘナをサロンで行ってはいけません」という内容の通知が配布されました。正当な化粧品登録である「天然100%ヘナ」も「ケミカルヘナ」も混同された内容でした。
その無知で無責任な当時の理事長のお陰で、美容業界ではヘナはよくない物という認識が根付き、十数年経つ今に至ってもそのヘナに対するネガティブな風習が抜けないでいます。
実際に身近なところでは、私の娘が数年前に美容学校で先生に「ヘナは良くない」と教育を受けたと聞きました。
しかし現在、時代背景と、ヘナの良さが一般のファンにより徐々に広がってきており、以前に比べると注目を集めてきています。
ただとても残念なのが、ヘナに関しては一般の方より美容師さんの認知が遅れていて、需要と供給のバランスがとれていない現状です。
こんなに良いものなのに、まだまだ天然ヘナを扱うサロンが少ない訳について書いてみました。
他の美容室で当たり前に行っている施術は、ヘアカラーで髪を痛めておいてトリートメントで補うというもの。でも考えてみてください、一度痛んだ髪は元に戻りません。髪をきれいにする場所であるべき美容室が今は一番髪を痛めてしまう場所になっています。これは悲しいことです!
またカラーは人体にとても有害で、繰り返すことで蓄積されて、ある日突然に…、なんてことがあります。
数か月前に「朝の情報番組ビビット」でその危険性を、びっくりする程、相当リアルに放送していました。見た方もいるかと思いますが。
その時、対処法として同時に天然ヘナを取り上げて、その安全性を紹介していました。結構メジャーな番組だけに、時代が求めているんだな…と感じました。
多摩市 聖蹟桜ヶ丘の美容院、美容室GREENとネイルサロンGREEN roomのオフィシャルblog