聖蹟桜ヶ丘の美容室GREEN☆BOSSの「天然100%ヘナblog」~5

《もう一つの天然ハーブ「インディゴ」 》

 

《インディゴってどんなハーブ?》
ヘナ同様、髪を染めることのできるハーブにインディゴ(和名:ナンバン藍)があります。
ヘナのオレンジとは違い、藍染めの藍に近い濃紺ブルー(藍色)に染まるのが特徴です。
原産地は南インドで、ヘナファームのある乾燥したエリアとは違い、年間の平均降水量が約1.400mmと年に二回の雨期があります。
この様に水の豊かな気候から、インディゴは年4回の収穫があります。(ヘナは年2回の収穫)

《インディゴの染まり方》
インディゴはヘナなどとミックスすることで、オレンジ味をおさえブラウンになります。
白髪染めの場合、白髪率が高いとヘナのオレンジが強く出て派手になりますが、インディゴミックスで染めると自然なブラウンに緩和されます。
また、白髪率に合わせヘナとインディゴの混合率を調整することで、染まりの濃さが調整できます。
特に白髪をしっかり染めたいなら、1ヘナ~2インディゴと二度塗りすることで深い色味に染まり上がります。

インディゴとミックスハーブの染まり方の特徴として、流した直後は白髪の部分が鮮やかな若草色に染まります。一見ちゃんと染まっていないの?と思われるかもしれませんが、翌日、二日後、三日後と若草色が深いブラウンに変化して髪に馴染んできます。

《パッチテストが必要!》
インディゴを使用した場合、かゆみが出るケースがあります。ヘアカラーのような危険性は無くかぶれはしないものの、反応してかゆみがしばらく続く方がいますので、GREENでは、インディゴを使用する場合パッチテストをお願いしています。

 

《インディゴが藍色に染まるメカニズム》
インディゴの青色成分は、緑の葉っぱの中でインディカンという水溶性の無色の物質として存在します。インディカンに水を加えるとインドキシルに変化し、さらにそのインドキシルが酸化されるとインディゴ(藍色)が生成されます。

《インディゴをきちんと理解して使う必要性!》
インディゴやミックスハーブを使用して紫味が強く出るケースがあります。その原因と考えられるのは、放置中の熱処理、加温処理です!
インディゴが染まる過程(インドキシルが酸化される)で熱を加えると、インジルビンと呼ばれる赤の色素が生まれます。それがインディゴの青と相まって紫に染まってしまうのです。
以前の業者さんは、何故かインディゴの加温を指定していました。今でもそれはとても不可解なのですが、当時は解らず、ほとんどの方に加温機を当ててしまっていました。それは大きな間違いだったので、現在は絶対に加温はしません!
当時、繰り返すと紫味が出る方が何名か居て、業者さんに聞いても明確な答えが得られなかったのですが、今は明確な返答が得られてきちんと理解して使えるようになったので、とても安心してお客様にご提供できるようになりました。

インディゴを取扱う場合、ヘナと違い後々のことも想定しないといけない事情もあったりと、きちんと専門知識を勉強してからでないと、結果、お客様にご迷惑をかけてしまいますので、今後もスタッフ間で共有して取り組んでいきたいです。

多摩市 聖蹟桜ヶ丘の美容室GREENとネイルサロンGREEN roomのオフィシャルblog

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